ふたりきりの狭い空間に
静けさが鳴り響いて心臓が痛い
高度と共に熱も上がってるみたいだ
後悔しても遅いところまで
僕らは高く上がってる
君をひとり占めだと喜んで乗ったのに
どうしようかな
君は星眺めてる

止まらないで観覧車
この時間が永遠にループすればいいのに
終わらないで観覧車
そのうちに　心も落ち着いて君と話せるから

下を見れば屋台の明かり
浴衣姿の人混みがうごめいてる
なんであの子と一緒に来なかったの　なんてさ
君が言い出すから慌てたんだ
「君じゃなきゃだめ」って言ってた
恐怖が僕を襲い　動けずに
信じられないって顔した君と見つめ合ってた

速く回れ観覧車
この時間が長すぎて心が砕けそう
早く終われ観覧車
望んでた君との時間がこんなに苦しいなんて

乗らなければよかったかな
来なければよかったかな
会わなければよかったかな
そんなはずはなかった

僕等　言葉失くし観覧車の頂で
空に上がる花火に見とれた
時間止めて観覧車　この景色
君と見る夜空を目に焼きつけるから

この時間が永遠にループすればいいのに
やがて終わる観覧車降りたとき
何が起こるのか僕はまだわからない